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中国で事故りました3 中国人の交渉術から学ぶ [医療・病院・海外保険]

 
いつも見に来て下さりありがとうございます。
ここのところ多忙&日本へ帰国のため更新できていませんでした。
下書きで作成していたのですがブログを開く時間もなくて… 
中国事故りましたシリーズ最終編を更新します。
 
前回は正しい中国での事故処理方法でしたが、
事故の時には残念ながら正しい事故処理方法を知らなかったのと、
相手が身分証もお金も全然出そうとしなかったので、シビレを切らした私は 
まぁ大きな外傷も無かったので、通報せず現地で薬&湿布の代金
50元(1000円程)くらいをもらって示談にしました。
 
でもよく考えるとかなり吹っ飛んだので、ムチ打ち症状の心配があったんですよね。
(冷静になって考えるとすぐわかることなのに、その時はそこまで考えが及ばなかった) 
軽くむち打ち症状が首に出ていたので、今回日本に帰って整体に行くと、
 ・首のむち打ち
 ・尾てい骨のゆがみ
 ・手のひらの捻挫
があり、きっと事故で吹っ飛んで尻持ちを付いた時に、首・尻・手にダメージがあったようです。
治療費に6,000円かかったので、やっぱり治療費全然足りないやんっっ!!
という悔しい結果に終わってしまったのでした。 
 
 前回は事故に関する法律について取り上げましたが、
 最終回は事故時の中国人の友人の交渉術・地元で生き抜く知恵をまとめてみます。
 
                     秀水TOP.jpg 
 
 

 示談検証1:「警察に通報するわよ(怒)!」を交渉の材料に使ってた。    

  うーん私だったら何番に電話してらいいのかも分からんっ(;´Д`A ハッ

  中国に5年もいるのに…(恥) 中国在住の皆さん、
  いざと言う時のためにちゃんと携帯に登録してますか?
 

        ・ 公安局:110
      ・ 消防: 119
      ・ 交通事故:122
      ・ 救急車:120/999
      ・ 番号案内:114
      ・ 在中国日本大使館:010-8531-9800 

 示談検証2:主張はハッキリ・シッカリ・大声で主張すべし。           

   対応してくれた友人は、普段は理知的で礼儀正しい温和なお姉さんですが、交渉ごとは
   ホントに「私のためにケンカしてくれた」と表現できるくらい、しっかり大声で主張してくれた。   
   
大声で激しい主張を30分…私だったら息続くかな…(((;;Д;;)))カタカタ

                  バイク2.jpg 

 示談検証3.交渉条件は、相手の出方を見ながら決めて行った      

  交渉材料としては    通報する
            ②身分証提示して後で請求、会社に直接交渉する
            ③病院に一緒に行ってもらう
            ④この場で弁償

  弁償額・慰謝料(中国語で赔款pei kuan/精神损失费jingshen sunshifei)も最初相場がわからず、
  「あなたが決めなさい」「病院行くなら300元以上」「湿布と薬代で50元」と変化しました。
  
  最初っから明確な交渉基準があればいいけど、今回のように賠償額など微妙な時は、
  相手の出方を見ながら交渉するのかーっ、と勉強になりました。
  前回の記事、中国で事故りました2でも指摘されていたように、日本に比べて賠償金は低いので、
  無理な金額を提示しても、いつまでいっても平行線だったり火に油だったりですもんね…

 示談検証4:今回はある意味、加害者の粘り勝ち                

  加害者男性の言動を見て、今回むちゃくちゃ腹立ったんだけれど、結果的に彼に有利に物事が
  進んだとしか言えません。

 ①結局50元以上手持ちがあったのに、「20元しかない」の一点張り。   
   
      その時は私も、人を突き飛ばしておいて20元かよ!って本気で見下したし、
   私なら相手が痛がってたら心も痛んで「50元くらいで相手も気が治まるなら」と思ってしまいますが、

   ここは中国。
       自分が最初に提示した価格以上は結果的に払うことになるので、
   何事も打倒と思うところより
低い金額から交渉を始めないといけないんだな、と改めて思いました。
   …ただ20元から一向に上げない彼を心の底から軽蔑したけども。

   人道を取るか、金を取るか。 
   スピーディー解決を図るか、納得行くまで争うか。
   難しいところです。

 ②身分証と連絡先を提示するか否か。                     
  
     彼が身分証や携帯を出さなかったのは結果的に正解だったと思う。
 
  何言っても絶対出さなかったので、上記のごとく心の底から軽蔑したけれど。
  しかし、もし今後私がむち打ち症状が出て治療費が発生した場合、 
  連絡先があればきっと追加請求すると思う。

  これが骨折とか重症だったり、通報したり警察が絡んでくると別だけど、状況を見て軽い接触事故なら
  その場で現金解決して1回きり”ってのが一番賢いのかなーなんて達観の境地です…
 

 いかがですか? 私も今回の事で本当に勉強になりました。
 そしてむち打ち予防休養で一気に記事が書けました。
 
 
 ってかネットで検索しても中国で交通事故起こした事例なんて全然出て無いんだけど、
 他にもそんなケースに遭遇した方はどうされてるんだろう…
 何か情報があればコメントに残して頂ければ嬉しいです。 
 
 
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中国で事故りました2 中国での正しい事故対応方法まとめ [医療・病院・海外保険]

 
 前回に引き続き、交通事故ネタです。
 
 事故から2,3日経って未だむち打ち予防休養中です。 
 
                   4f65fc1a1dd1823ab723-LL.jpg 
 
1.中国で事故った場合の“正解” とは?中国大使館に電話で聞いてみた  

  中国大使館に電話して、事故時の対応方法について聞いてみました。
  ① 相手が自動車でも自転車でも、まずは警察通報必須
    何にしろ、事故の賠償を決めるのは警察なので、今後は必ず警察に電話するようにと
    何度も言われました。
    ちなみに当逃げ・交渉中の加害者逃走時(今回の件も軽く当てはまる)も、通報しておくと、
    後で後遺症が出た場合の事故記録として、また警察の捜査にもなるので通報して損はないです。

  ②警察の採決が不当だと不満があれば、大使館に連絡。
    「だって友人が警察行って不利な判断されたって聞いて、外国人に不利なんじゃないかって不審感が…」
    というと、外国人だから不利な裁量をされたりした場合は、派出所名・警察官の名札の名前を控えて
    大使館に連絡すると、大使館が直接交渉をする訳ではありませんが、事故に関する総合アドバイスや
    通訳会社や弁護士を紹介してくれるそうです。
    
    ちなみに私が電話した時は、とても流暢な日本語の中国人女性スタッフが親身に対応してくれました。  
    ※よくあるカタコトの日本語対応スタッフではないので、日本人スタッフと同じようにしっかり対応してくれます。               中国警察:110
          中国大使館連絡先:010-8531-9800→#2
                      大使館緊急連絡先に繋がる。

          
土日・夜間は緊急連絡事務所へ自動転送されます。
          中国大使館ウェブサイトはこちら: 
 
                  
2.中国情報サイトで、中国での事故対応時の注意点を調べてみた     
 
 弁護士・専門家が中国の交通事故実態について詳しく取り上げています:
 
               IMG_0066.JPG
 
 こちらの記事を見ると、日本での対処方法と異なるチェックポイントがあります。
 
  ①中国特有の交通事故処理のルール?                           
    上の記事によると、中国特有のルールがあるという説もありました。    
    まず、事故ったら当事者は、例え現場がどんなに込んでいても事故の起こった状態で
    車を止めたまま示談
をします。3分以内に話がつけばそれでおしまい
    話がつかなければ警察が登場して現場検証
    現場見分調書を作成して、ついでに事故当事者の責任も警察が認定します。
    そして、警察が示談案を提案して示談の斡旋をします。
    ここで話が詰めばよし、つかなければ当事者同士又は代理人を入れての交渉、訴訟となります。
 
  過失割合は、原則として警察が決定する                                                
    日本では事故発生から示談成立まで数日を要することがあるので、保険会社に相談しながら
      対応することができるが、中国の場合は、事故を起こした直後に自分の主張を強く主張しなけ
   れば泣き寝入りをすることになりかねない。

    ③示談交渉は当事者自らが行う                                                             
    誤解しやすいが、①で警察が決定するのは「責任割合」のみである。
     「損害額」や「支払方法」は警察は関与しないので、当事者自らが行う必要がある。

   日本を下回る賠償保険額・補償額                              
    十分な補償額は期待しにくい。また日本人医師常駐の日系病院・外資系病院の治療費は、
    中国の国家医療保険などの基準に合致しないため、基本的に損害賠償の範囲として認定
    されない場合があります。
    結局自己負担というケースも考えられるので注意が必要!
 
  日本と比べて利便性の低い保険制度                            
    中国の自動車保険(任意保険)では、日本で定着している「示談代行サービス」は一般的ではない。
    そのため事故当事者は示談交渉を保険会社に頼ることはできず、相手方とは自分で示談した後に、
    保険会社に保険金を請求することになる。また、保険会社が保険契約者本人以外の者(相手方や
    修理工場など)に対して保険金を支払うことは、不正防止の観点から原則として禁止されているので、
    加害者になった場合は一時的とはいえ相手方への賠償金を自ら支払う必要がある
 
 
 
 うへーっっ  日本の保険会社のサービスがいかに素晴らしいか、よくわかりますね。
 このように、万が一中国で交通事故の被害者となってしまった場合、相手方との示談交渉や、 
 保険の請求手続きには大きな負担を強いられる一方、自身の怪我の治療費などに対して加害者
 から十分な賠償金を受け取ることはあまり期待できません。
 
  中国で生活する日本人には、「自分の身は自分で守る」意識が日本にいるとき以上に求められます。 
 海外駐在員やその家族にとっては、企業の健康保険の海外療養費制度や、長期滞在者向け海外
 旅行保険
などが有効な対策になります。
 
 >>必見!海外旅行保険にただで加入する方法!<<
 
  >>私が中国で通院した中国医療事情あれこれブログです<<
 
 
  次回は中国人による当事者間の示談を検証します。    


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中国で事故りました1。 事故状況と交渉の一部始終。 [医療・病院・海外保険]


いつも見に来て下さりありがとうございます。
 最近アクセス数がグンと上がりまして、毎日150~300ほど見に来て頂いています。
 
読んで下さってるのは日本からの方が多いんでしょうか?それとも同じく中国奮闘組かな?
中国のこういう内容が知りたい!というテーマがあればコメントください。
私も色々勉強になります。
 
そんな中国5年目のワタクシ、昨日交通事故に遭いました。
 
相手はよく餅とか牛乳とか果物とかを後ろにいっぱい乗っけて走ってるモーター式の3輪車。
フツーに走って来た3輪車と正面から激突しちゃいました!
 

              ビザ.jpg
               ↑こんなの。これにモーターついてるから自転車より速い。
 
 事故の状況                                  
 
             歯科地図.png
  青信号を渡ろうとしたのですが、ちょうど端にトラックが停車して休憩していたので、左から走ってきた三輪車は、渡ろうとする私に気づかなかったみたいです。
十字路ではなく、人が道路を横切るための歩道なので、歩道のみ信号がついていて、車道には信号無しという状況です。
 
私もトラックのせいでまったくの死角だったので、渡ってみて初めてかなりのスピードの三輪車の存在を認識…という頃にはもう目の前に迫って来ていて、避けきれずにお互い正面を向いてドーンッ。 
 
もう体がフッ飛びましたよ。ええ。ゴロゴローッッと。
向こうもさすがに座席から地面に落ちていましたけどね。 

幸いにも両掌の打撲と膝強打くらいで、流血も骨折もなかったのですが、
さすがにすぐは激痛で動けない… イテテテテ…
 
             バイク4.jpg
一緒にいた40代の中国人の友人が変わりにキレてくれました。
「アンター!こっちは青信号なのになんで見てないのよ!!」
「車道に信号がついてないからって、歩道は青なのよ! 完全にそっちの不注意でしょうよ!!」 
 
 
 ちょっと脱線して… 中国の交通事故事情。              
ハイ、始まりました。中国人式交渉のスタートです。
中国で難しい交渉の中で、一番大変なのが、交通事故の交渉。
よく道端で話し合い→怒鳴り合い→掴み合いをチラチラみかけます。
 
中国での交渉の基本。
   簡単に謝らない。自分の主張はキレてでもしろ。中国人を呼べ。
   これ基本です。
 
ケース①:話しは脱線しますが、私の友人で、自転車に乗ったおばあさんにぶつかられて、派出所に行ったはいいが、友被害者のはずの友人に、加害者のおばあさんへの高額賠償命令が出たケースがあります。警察も最初は友人の見方だったようですが、後日おばあさんに買収されたようだ、という人や、そもそも派出所へ行った時点で外国人に有利な処理はしてくれないだろう、という人もいます。
 
ケース②:他にも、事故ってしまい、最初は野次馬たちにもお前は悪くない!と言われていたのに、日本人と分かるとコロッと「お前が悪い!」と態度を180度変えられ、中国人不信になりかけた、なんて話も。 
 
ケース③:また最近では、車線に倒れている4,5歳の子供を、ドライバーが誰も助けず素通りしていく映像が話題になりましたね。中国国内でも非人道的すぎる!と非難の声が多く上がりましたが、なぜそんなことが起きるかと言うと、
  ・中国の救急車は有料で、費用は呼んだ人持ち
  ・中国の病院は治療費を支払らわないと医療を受けられないことがある
    =病院に運んだ人に請求が来る
  ・人の親切心を利用しようと集る物乞い・詐欺が多すぎる
結局、見ても見ぬ振りが、わが身を守る術…という暗黙の了解ができつつあるのが悲しい現実です。 
 
そんな昨今の中国で事故ってしまった…((;´・ω・`))ガクガクブルブル
今回は幸いにも中国人の友人が交渉してくれたので、成り行きを見守ることにします。
 
海外で事故った時に、思い出してもらえたら幸いヾ(´∀`o)ノ
…ってか一生事故に遭わなければもっと幸い ・゚・(T∀T;)・゚・
 
 事故直後~交渉の行方                           
 
 しばらくすると怪我の激痛も収まり、彼女の電動バイクの後ろになら乗れそうな感じ。
彼女は、私の怪我がすぐに病院!とかいう大きなものでないことを確認しながら、
「人を牽いた責任がどう取ってくれるの?! 今ここで現金で弁償するか、病院の治療費を負担するか、自分で選びなさい!」
 
…しかし若い男性は「ボクだってアルバイト中だから手持ちが無い。怪我だって大したこと無さそうだ」の一点張り。
「いやいや、人として人身事故を起こした責任を取りなさいよ!!」
 このやりとりで状況が動かないので、彼女の怒りもどんどんと強まっていき、
というか、普通に話していたのでは話が通じない人間だと感じて、あえて主張と語気を強くしていったというべきかな。
 「弁償もしない、病院にも行きたくないなら、警察に通報するわよ!!」
そういうと「それは困る。20元なら払う」 
 
「あんた、20元って人なめとんかい!! それじゃ薬だって買えんわ!!」
と彼女もナメた態度にブチ切れ。
 
                 IMG_0083.JPG 
「病院に行ったら最低何百元もするのに、こっちは湿布と飲み薬代でもいいって言ってるのよ!!」
彼女も最初、弁償するのに幾らくらい提示すればいいのか考えていたようですが、最初は100元と言っていましたが結局湿布&薬の50元は最低出すべきだ!という主張で交渉を進めるようです。
「女性を牽いておいて、アンタ良心は無いの?! 自分の家族が巻き込まれてもそんな事言える?!」
彼も「そんなことはないけど、お金は会社のお金だし…」と言い濁してそれ以上金額を上げません。
「何考えてんのよ! じゃあ後で治療費請求してもいいのね!身分証出しなさい!」
「お金無いなら私がアナタの老班(ボス)に直接言ってあげるわよ、携帯番号教えてなさい!」
といっても何を言っても彼は動こうともしません。 ホントに何もしない、何も決めようとしません。
何考えてんだこの人… でも結果、後から考えてこの人の行動が一番有利だったと思ったのは後で記述します。
 この時点で20分経過。 こっちも予定があるし、ラチが空かないからイライラしてきたのも事実。
やっと30元とは言いましたが何を言っても動かないので、このやり取りを延々繰り返し、30分後に40元でこちらも辛抱が切れ交渉が終わりました。
 
周りの人も「病院に行ったら何百元もかかるのに50元くらい出してあげろ」とか言ってましたが、
「今は手持ちがない」「会社のお金だから」の一点張り。
「会社に電話をかけるから電話番号教えなさい」と言っても全く動かない。 
ほんっっっとに相手の無神経さに腹が立った出来事でした。 
 
 その後の怪我の具合                             
 
 まず怪我自体は、家に帰って冷却・安静にしていたのでそんな大事にはなりませんでした。
しかし友人と電話していて指摘されたのは、「後でむち打ちがでるかもしれない」ということです。
確かに大きく転倒したので、可能性は無くはない…
そんなこと言われると、確かに首・背中に違和感を感じます
というワケで慌てて寝る支度をして、背中にも湿布貼って、消炎剤飲んで休み、
今日3日目も大事を取って家で静かにしてるという具合です。
 
ううう…事故って、補償をケチられて、さらにむち打ちの心配だなんて…
 
まったくもう…なんて日だっっ!!
  
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 アホですいません…涙 
 
次回は、事故から学んだことをまとめたいと思います。
 
 


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