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中国で事故りました1。 事故状況と交渉の一部始終。 [医療・病院・海外保険]


いつも見に来て下さりありがとうございます。
 最近アクセス数がグンと上がりまして、毎日150~300ほど見に来て頂いています。
 
読んで下さってるのは日本からの方が多いんでしょうか?それとも同じく中国奮闘組かな?
中国のこういう内容が知りたい!というテーマがあればコメントください。
私も色々勉強になります。
 
そんな中国5年目のワタクシ、昨日交通事故に遭いました。
 
相手はよく餅とか牛乳とか果物とかを後ろにいっぱい乗っけて走ってるモーター式の3輪車。
フツーに走って来た3輪車と正面から激突しちゃいました!
 

              ビザ.jpg
               ↑こんなの。これにモーターついてるから自転車より速い。
 
 事故の状況                                  
 
             歯科地図.png
  青信号を渡ろうとしたのですが、ちょうど端にトラックが停車して休憩していたので、左から走ってきた三輪車は、渡ろうとする私に気づかなかったみたいです。
十字路ではなく、人が道路を横切るための歩道なので、歩道のみ信号がついていて、車道には信号無しという状況です。
 
私もトラックのせいでまったくの死角だったので、渡ってみて初めてかなりのスピードの三輪車の存在を認識…という頃にはもう目の前に迫って来ていて、避けきれずにお互い正面を向いてドーンッ。 
 
もう体がフッ飛びましたよ。ええ。ゴロゴローッッと。
向こうもさすがに座席から地面に落ちていましたけどね。 

幸いにも両掌の打撲と膝強打くらいで、流血も骨折もなかったのですが、
さすがにすぐは激痛で動けない… イテテテテ…
 
             バイク4.jpg
一緒にいた40代の中国人の友人が変わりにキレてくれました。
「アンター!こっちは青信号なのになんで見てないのよ!!」
「車道に信号がついてないからって、歩道は青なのよ! 完全にそっちの不注意でしょうよ!!」 
 
 
 ちょっと脱線して… 中国の交通事故事情。              
ハイ、始まりました。中国人式交渉のスタートです。
中国で難しい交渉の中で、一番大変なのが、交通事故の交渉。
よく道端で話し合い→怒鳴り合い→掴み合いをチラチラみかけます。
 
中国での交渉の基本。
   簡単に謝らない。自分の主張はキレてでもしろ。中国人を呼べ。
   これ基本です。
 
ケース①:話しは脱線しますが、私の友人で、自転車に乗ったおばあさんにぶつかられて、派出所に行ったはいいが、友被害者のはずの友人に、加害者のおばあさんへの高額賠償命令が出たケースがあります。警察も最初は友人の見方だったようですが、後日おばあさんに買収されたようだ、という人や、そもそも派出所へ行った時点で外国人に有利な処理はしてくれないだろう、という人もいます。
 
ケース②:他にも、事故ってしまい、最初は野次馬たちにもお前は悪くない!と言われていたのに、日本人と分かるとコロッと「お前が悪い!」と態度を180度変えられ、中国人不信になりかけた、なんて話も。 
 
ケース③:また最近では、車線に倒れている4,5歳の子供を、ドライバーが誰も助けず素通りしていく映像が話題になりましたね。中国国内でも非人道的すぎる!と非難の声が多く上がりましたが、なぜそんなことが起きるかと言うと、
  ・中国の救急車は有料で、費用は呼んだ人持ち
  ・中国の病院は治療費を支払らわないと医療を受けられないことがある
    =病院に運んだ人に請求が来る
  ・人の親切心を利用しようと集る物乞い・詐欺が多すぎる
結局、見ても見ぬ振りが、わが身を守る術…という暗黙の了解ができつつあるのが悲しい現実です。 
 
そんな昨今の中国で事故ってしまった…((;´・ω・`))ガクガクブルブル
今回は幸いにも中国人の友人が交渉してくれたので、成り行きを見守ることにします。
 
海外で事故った時に、思い出してもらえたら幸いヾ(´∀`o)ノ
…ってか一生事故に遭わなければもっと幸い ・゚・(T∀T;)・゚・
 
 事故直後~交渉の行方                           
 
 しばらくすると怪我の激痛も収まり、彼女の電動バイクの後ろになら乗れそうな感じ。
彼女は、私の怪我がすぐに病院!とかいう大きなものでないことを確認しながら、
「人を牽いた責任がどう取ってくれるの?! 今ここで現金で弁償するか、病院の治療費を負担するか、自分で選びなさい!」
 
…しかし若い男性は「ボクだってアルバイト中だから手持ちが無い。怪我だって大したこと無さそうだ」の一点張り。
「いやいや、人として人身事故を起こした責任を取りなさいよ!!」
 このやりとりで状況が動かないので、彼女の怒りもどんどんと強まっていき、
というか、普通に話していたのでは話が通じない人間だと感じて、あえて主張と語気を強くしていったというべきかな。
 「弁償もしない、病院にも行きたくないなら、警察に通報するわよ!!」
そういうと「それは困る。20元なら払う」 
 
「あんた、20元って人なめとんかい!! それじゃ薬だって買えんわ!!」
と彼女もナメた態度にブチ切れ。
 
                 IMG_0083.JPG 
「病院に行ったら最低何百元もするのに、こっちは湿布と飲み薬代でもいいって言ってるのよ!!」
彼女も最初、弁償するのに幾らくらい提示すればいいのか考えていたようですが、最初は100元と言っていましたが結局湿布&薬の50元は最低出すべきだ!という主張で交渉を進めるようです。
「女性を牽いておいて、アンタ良心は無いの?! 自分の家族が巻き込まれてもそんな事言える?!」
彼も「そんなことはないけど、お金は会社のお金だし…」と言い濁してそれ以上金額を上げません。
「何考えてんのよ! じゃあ後で治療費請求してもいいのね!身分証出しなさい!」
「お金無いなら私がアナタの老班(ボス)に直接言ってあげるわよ、携帯番号教えてなさい!」
といっても何を言っても彼は動こうともしません。 ホントに何もしない、何も決めようとしません。
何考えてんだこの人… でも結果、後から考えてこの人の行動が一番有利だったと思ったのは後で記述します。
 この時点で20分経過。 こっちも予定があるし、ラチが空かないからイライラしてきたのも事実。
やっと30元とは言いましたが何を言っても動かないので、このやり取りを延々繰り返し、30分後に40元でこちらも辛抱が切れ交渉が終わりました。
 
周りの人も「病院に行ったら何百元もかかるのに50元くらい出してあげろ」とか言ってましたが、
「今は手持ちがない」「会社のお金だから」の一点張り。
「会社に電話をかけるから電話番号教えなさい」と言っても全く動かない。 
ほんっっっとに相手の無神経さに腹が立った出来事でした。 
 
 その後の怪我の具合                             
 
 まず怪我自体は、家に帰って冷却・安静にしていたのでそんな大事にはなりませんでした。
しかし友人と電話していて指摘されたのは、「後でむち打ちがでるかもしれない」ということです。
確かに大きく転倒したので、可能性は無くはない…
そんなこと言われると、確かに首・背中に違和感を感じます
というワケで慌てて寝る支度をして、背中にも湿布貼って、消炎剤飲んで休み、
今日3日目も大事を取って家で静かにしてるという具合です。
 
ううう…事故って、補償をケチられて、さらにむち打ちの心配だなんて…
 
まったくもう…なんて日だっっ!!
  
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 アホですいません…涙 
 
次回は、事故から学んだことをまとめたいと思います。
 
 


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