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中国を代表する映画監督って?3.馮小剛監督(フォン・シャオガン) [中国 オススメ映画・本]


 

私がこっちに来てからよく見えている映画監督さん&俳優さん。
それは馮小剛監督(フォン・シャオガン)と、
葛優という俳優さんのコンビです。
以前にアップした記事なんですが、中国映画シリーズ第3弾として更新しました。 

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中国人の友人が大好きで、『馮小剛監督の10作品全部入って15元(200円弱)』みたいなDVDを買ってきて一緒に見始めたのがきっかけです(笑)

 中国で最も有名な娯楽映画の監督。
正月映画といえば、フォン監督と言われるほどヒット作を連発。
セリフの言い回しの面白さにこだわったコメディです。
特に北京語のセリフ回しがとってもオシャレで味がある。
…なんだけど逆に海外での評価はイマイチだそう。
確かになぁ。。中国語や中国文化が分かっての面白さ。
関西弁と関西のツボがわかってのお笑い文化とおんなじ感じですね。
私は彼の映画を見て中国人のしゃべる中国語をマスターしたといってもいいほど。
最初はほっとんど聞き取れなかったので、辞書を片手に何回も繰り返して見ました。
ちなみに私流中国語マスターのコツは
 

中国のネットで見ると、全部中国語字幕がついてるので、中国語の勉強にも最適。
ぜひおススメ!馮小剛監督。

以下に中国語の表題を入れておきます。
1997 甲方乙方(夢の請負人)
1998 不见不散遥かな想いin U.S.A←渡米してメイドをする女の子の話。

2000 一声叹息(一声嘆息)       ←記事アップしてます!おススメ。
2001 手机(手機)
2004 天下无贼(イノセントワールド)  ←大陸のアイドル、アンディ・ラウ出ます。
2006 夜宴(女帝エンペラー)       ←チャン・ツィイー出てるみたい
2007 集结号(戦場のレクイエム)    
2008 非诚勿扰(狙った恋の落とし方)
2009 唐山大地震 ←毛沢東死去の同年の大災害の話。とても有名な地震です。
2010 非诚勿扰2
(狙った恋の落とし方2)

 

※映画の詳細はこのサイトから 

          
  最近では
「狙った恋の落とし方。」(非诚勿扰)が大ヒット
  北海道が舞台の映画で映画歴代第1位になりました。


狙った恋の落とし方。 [DVD]狙った恋の落とし方。 [DVD]
出演:グォ・ヨウ
販売元:ビデオメーカー
(2010-10-15)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

 


この映画で中国で北海道観光ブームが起こりました。
いつもの
葛優の映画らしく、見た目もパッとしないし、ちょっとヒネた所があるけど、根っこの部分はすごく純粋に人を気遣い愛情を示すことのできる、そんな主人公が、超美人だけど過去に訳アリのヒロインの深い傷を放っておけなくて、しっかり受け止めて癒していく…
そんな心が温かくなるような人間ドラマです。

  私がこの監督さんが好きなのは、以前インタビューで
「今の中国は拝金主義で人の心と余裕が失われつつあるから、
みんなの心を温めることのできる映画を撮りたいと思った」
と言ってたんです。社会をよく観察していながらも、いつも見終わるととても温かい気持ちになります

 そして2010年公開の「唐山大地震‐想い続けた32年」
上記の「狙った~」のヒットを塗り替え中国映画歴代1位に!
毛沢東の亡くなった76年に発生し、24万人が亡くなった大地震の実話。
日本でも今年公開予定でしたが、東北地震のため公開日が延期されたとか…

もう友達と号泣してしまいました…



中国在住でネットで百度検索自由自在の人にも。
中国の社会・文化・流行りを知りたい人にも。
日本で見れなきゃ中国に行く友達にDVDお願いしよう!




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中国を代表する映画監督って?2.張 芸謀(チャン・イーモウ) [中国 オススメ映画・本]

 

中中国を代表する映画監督、第2弾。張 芸謀(チャン・イーモウ)監督です。

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監督の名前はわからなくても、中国を代表する2大女優、コン・リー、チャン・ツィイーを世に送り出した監督、といえばわかるでしょうか。
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中国、アジアだけでなく、もう世界的大女優ですね。日本の芸者を描いたSAYURIでも、日本の数いる女優を押しのけて、中国人が日本人役をするということで話題になりました。
    

【主な作品】(クリックするとamazonで詳細が見られます) 

 ・(1987年)紅いコーリャン /紅高梁  コン・リー
 ・(1990年)菊豆 (チュイトウ)/菊豆  コン・リー
 ・(1991年)紅夢 /大紅燈籠高高掛 
 ・(1992年)秋菊の物語 /秋菊打官司  コン・リー
 ・(1994年)活きる /活着       コン・リー

 『活きる』での中共との対立に辟易したのか、これ以降、張芸謀は新たな作風を模索し始めた様に

 感じます。その最初の作品が『上海ルージュ』なのです  (amazonレビューより)

 ・(1995年)上海ルージュ /搖?搖! 搖到外婆橋 コン・リー
 ・(1997年)あの子を探して /一個都不能少 
 ・(1999年)初恋のきた道 /我的父親母親 チャン・ツィイー
 ・(2002年)英雄 ~HERO~ /英雄 兼脚本 ジェット・リー、トニーレオン、チャン・ツィイー
 ・(2004年)LOVERS /十面埋伏 兼脚本 チャン・ツィイー、アンディ・ラウ、金城武
 ・(2006年)単騎、千里を走る。 /千里走單騎 兼原案 高倉健
 ・(2006年)王妃の紋章 /滿城盡帶?金甲 兼脚本 コン・リー、チョウ・ユンファ、ジェイ・チョウ
 ・(2010年)サンザシの樹の下で /山?樹之恋 チョウ・ドンユィ

                  

      

 私が一番最初に彼の作品を見たのは、もう10年以上前ですが「初恋のきた道」
チャン・ツィイーの可憐さと、中国の素朴な雰囲気に魅せられ、それから過去の作品、
「紅いコーリャン」〜「活きる」までを見ました。
 
中国の田舎の伝統に縛られる人々の苦悩、文化大革命に飲み込まれていく人々の激動
を描いていて、当時がどんな状況だったか、理解することができました。
特に「活きる」のコンリーママの生き様ステキっす。

前回、今回の二人の監督の作品によって、中国に興味が沸いた、と言っても過言ではないですね。

 しかし初恋以降、彼もまた作風がガラっと変わって、娯楽性満載だったのでどうしたのかな…と思ってたんですが… やっぱり共産党と色々あったんですね(涙)どうせ撮るなら横からヤンヤン言われないように、映像美とか歴史とか完全娯楽と割り切った作品へシフトチェンジしたんですな… 

 中国でのモノ作りって…け、険しいんですなやっぱり…(汗)

今回amazonで検索してみて思ったけど、amazonって送料無料だけでなく、中古はむっちゃ安くなってるんですね。レンタル落ち300円台とかあったぞ?
日本はいい世の中なのです~

 

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中国を代表する映画監督って?1.陳凱歌(チェン・カイコー)監督 [中国 オススメ映画・本]



皆さんは中国映画,
見たことがありますか?

中国を理解するには、ネットで調べたり本を読んだりしますが、
映画を見るのも、中国人の生活や価値観について気軽に理解できておススメです。

今日紹介するのは、
カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞、日本でも黒澤明賞受賞、国際映画貢献賞受賞など、海外でも大きく評価されている陳凱歌監督(チェン・カイコー)です。

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【主な作品】
(※ クリックでAmazonレビューにとびます)

 ・(1984年)『黄色い大地』 /土地
 ・(1993年)『さらば、わが愛 覇王別姫』 /霸王   (中国、 香港)
 ・(1996年)『花の影』  /风月             (中国、 香港)
 ・(1998年)『始皇帝暗殺』 / 荊軻刺秦王         (アメリカ,日本,フランス,中国)
 ・(2001年 『キリング・ミー・ソフトリー』 /Killing Me Softly (アメリカ)
 ・(2002年)『北京ヴァイオリン』 / 和你在一起    (出演も)
 ・(2005年)『PROMISE (無極) 』 /无极             (日本, 韓国, 中国, 香港)
 ・(2008年)『花の生涯 ~梅蘭芳~』 / 梅兰芳      (中国、 香港、 台湾)
 ・(2010年)『運命の子』 / 赵氏孤儿

 
(※ 下の画像も、クリックするとAmazonの価格+レビューをチェックできます)

          


          

私も日本にいた時には中国を知るために色々見ました。
下は特にお気に入りの作品。

「北京ヴァイオリン」:お父ちゃんの息子への愛、号泣したなぁ…
                     中国の親がどれだけ子供を愛してるか、ホロッとキます。超おススメ!

「活きる」:中国の大革命中、みんな一生懸命生きてきたんだなぁ…

「紅いコーリャン」:…古い時代の男尊女卑度がよくわかります。
              そりゃ文化革命で男女平等になるはずだ!

チェン・カイコーの映画は、 
    ”時代に翻弄されながらも必死に生き抜く、人の生き様”

と言えるかもしれません。昔は作品性が強くて、上記の作品はどれも多くの賞を取っています。
共産党の国で、よくここまで作れたなぁ…と内心驚いてしまう作品もあります。
 
文化大革命中の激動がよくわかるのは、
   「さらば、わが愛覇王別姫」「梅蘭芳」、両方京劇俳優たちの苦悩の人生。
   「生きる」のコン・リー演じる母親の苦悩 
 
とても心に染みます…
 
今の中国バッシングなどのニュースばかりではなく、こうして必死に生きる、
個人の中国人の”良心”も、ぜひ映画を見て理解してもらいたいなぁ…と思います…。
 
 
今日の記事は満足いただけましたか?いつも興味深くて
読みやすい記事を心がけてはいるんですが…いかがでしたでしょう?
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