3年生作文授業 スピーチ作成(2)スピーチコンテスト優勝者を研究! [日本語教師]
今日は視聴覚教室を使うために授業時間を変更して朝8時から授業。今日は3~5分のスピーチを幾つか見ながら分析してみる。ただ見せるだけではポイントを理解できないので、プリントを配り、身振り・声の変化(高低・大小・速度)・目線の動き・表情・日本語力の5つのポイントを注意させながら視聴する。
【視聴内容】
(1)主題:「日本に紹介したい中国の文化-切り紙」
大会:第五届中?杯日?演???中?范大学?行
特徴:実際に切り紙を見せながら発表する。声の変化に富み、ユーモアを混ぜながら、彼女の持つ明るい雰囲気・個性があふれたスピーチ。あいさつもはきはきしていて◎
サイト:http://v.youku.com/v_show/id_XMTc1ODI3MjM2.html
(2)主題:「ストレス」
大会:CASIO中華スピーチコンテスト
特徴:たくさんの身振りと豊かな表情が特徴的。話す速度はゆっくりだが発音は正確。スピーチ後には日本人との質疑応答もあり、返答の仕方も学べる。
サイト:http://v.youku.com/v_show/id_XMTg2MjE0OTg0.html
(3)主題:「運命」
大会:CASIO中華スピーチコンテスト
特徴:ほぼ日本人のようなめちゃくちゃ上手な男子生徒。言葉の言い回しから、普段から日本語をよく使っていることがわかる。質疑応答も素晴らしい。
サイト:http://v.youku.com/v_show/id_XMTg2MjE0OTg0.html
(4)主題:「私の夢‐日本の声優」
特徴:さすが声優志望だけあって、こちらも日本語完璧、
声の変化、目線が素晴らしい!身振りはほぼなし。
(5)4つのスピーチのうちどのスピーチが印象に残ったか、なぜか?
一番評判が良かったのは、3、4だった。生徒たちからも「彼は本当に中国人ですか?」と言われた。「もう一度見せてほしい」と言われ、再度視聴。やはりまずは良いスピーチを見せることは大切だと実感した。
【その他オススメ視聴】
中山大学(広州地区大会):
http://v.youku.com/v_show/id_XMTk3NzU0ODk2.html
★ 日本国内からyoukuの視聴はできないと思います。視聴したい方はコメント欄に残して下さい。
【次回からの発表の準備】
次回の授業から、授業開始時に2人ずつ発表してもらうよう伝える。授業後に次回の2人のスピーチを添削して、私が読むスピーチを録音させる。他の生徒たちも、今日のスピーチを見て、自分の内容ではダメだと気づいたらしい。みんな頑張って面白いスピーチを完成させてね~!とりあえず次回の発表が楽しみ。
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1年生会話 みんなの日本語2課 そして謎のフラッシュの嵐 [日本語教師]
【基本の文型】--------------------
文型①;これ/それ/あれ
文型②;これはN/何ですか?
文型③;これはNのNです
文型④;これは誰のNですか?~のです
文型⑤;この/その/あの/何の/誰の
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今年初めて1年生、「みんなの日本語」を1課から担当することになったのだが、前回の1課の際には色々と反省点があった。2,3年生、「みんなの日本語」も後半になると1回で1課のペースで進めるのだが、1年生のかれらは日本語の読み方もおぼつかない状態なのに1回1課では、たくさんの単語や文型が出てきて許容量を超えてしまう可能性がある。教科書通りに練習問題をすべてさせていき、1課を2回に分けるよう(計4時間)計画。会話の授業は少々ややこしくて、彼らは文法や読解は別の授業があるので、その授業の進み具合を見ながらこちらの授業ペースを調整しなければならない。
今回「これ・それ・あれ」を教える前に、まず最初に必要な名詞を導入しておく。先に名詞をスラスラ言えるようにしておくことで、「こそあど」に注意を集中させやすくなるからだ。
A4サイズの自由帳に以下の絵を油性ペンで大きく書いておく。(鉛筆/ペン/ボールペン/シャープペン/鍵/雑誌/カバン/傘/カメラ/コンピューター/テープ/CD/USB/手帳etc…)まずはフラッシュカードとして、めくる速度を上げながらテンポよく短時間で名詞を覚えてもらう。この、次々に絵を見せて単語を答えさせていく方法は、脳を活性化させ、言語学習に大きな力を発揮する。
覚えたところで、文型を紹介しながら、P17からの練習問題を一緒に解いていく。中国語では「こそあ」の内「そ」がないので、一応丁寧な解説も準備していたが、他の授業でしっかり理解できているようなので復習程度に収めておく。
文型⑤「このNは(人)のです」を習った所で、
①これは(Aさん)の本です(?是A的?)↓
②この本は(Aさん)のです(?本?是A的)
コレを板書し、彼らに自由に①の文章を作らせ、それを②に変換させた。
今回、練習問題Bはすべて網羅。1クラスは練習問題Cまで完了、もう1クラスはその前で時間切れ。前述の通り1年生は本校、分校合わせて3クラスあるのだが、成績順にクラス編成しているためか、読解力に若干差があるような気がする。
宿題にP20の問題4~7を出したので、次回は宿題答え合わせ・問題8・練習C・そして「落し物返しゲーム」の予定だ。
余った時間で、彼らの日本語の発音指導。1クラスが苦労していたのは、「す」と「つ」。分校は2クラスとも担任の先生が違っていて、発音指導も若干異なっているのも興味深い。彼らは一生懸命「S+う」(口をすぼめた形)の「す」を練習するのだが、ある生徒は「ず」に近くなってしまう。
しかしもう1クラスの生徒たちに「す」を発音させると中国語の「si」「ci」に近い発音、つまり「ありがとうございます」の際の口をすぼめない「す」だと指導されているので、何の問題もなく発音できるのだ。次回先生たちとその辺の情報交換をしてみようと思う。
授業は何も問題なく進んだが、なんかありえない事件発生休憩時間に他の生徒に発音を教えていたら、遠くからなんだかパシャパシャ音が…隠れて私を写メしてる子たち。「もう!何してんねんっ」って(日本語じゃないけど)辞めさせようとしてるのに、辞めるどころかナゼかどんどんパワーアップしていく生徒たち…。そんな風に撮られるのが嫌なので「もう辞めてー!」「なら一緒に撮ろう!」と言ってんのに、写メする生徒はどんどん増えていき、しまいには10数人が前に来て「先生こっち向いて~!」とバシバシ、しまいには録画までする始末… 知ってる生徒とはいえ、10数人に一斉に10分近くカメラ向けられパシャパシャやられた事あります??しかも1枚2枚じゃなくて、しつこくベストシャッターを狙ってるし…(ガックリ)
自分で言うのも何だが、授業は笑いがあって、能動的に日本語をしゃべりたくなるような楽しいものにはなってきたとは思う。始めは緊張していた生徒たちも、コミュニケーションをよく取ることでどんどんリラックスして積極的に近づいてきてくれるようにもなった。しかし、そんな能動はいらーんっ!!あたしゃー,どっかの明星(中国語で芸能人とかスター)ですかい!そんなに日本人が珍しいかなぁ…
ただでさえ、2授業連続(計4時間)の授業は疲れて帰りのバス爆睡なのに…。なんかよく分からない疲れがドッと出た一日でした。
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外国語スラスラの秘訣!-会話授業の小話 [日本語教師]
昨日の授業で話した内容。
来月私が中国語のスピーチコンテストに出る事になったので、「スピーチ」と「私自身の中国語練習法」について話してみる。スピーチや劇の練習、暗記等は、言語上達にとても大きく貢献すると思う。日本語を流暢に話せるようになるためには「筋肉」,「神経」がとても大事であることを話すとみんな興味深そうに聞いている。
ある日本人が台湾・中国に行ってから「顔が変わった」という話を聞いたことがある。人間大人になってからも多少変化するものだが、ここで言う“変化”はそれとはちょっと別物。日本語と中国語では、使う口回りの筋肉が違うので顔の筋肉の付き方が違って来る…つまりホントに顔が「中国人らしく」または「日本人らしく」なる、というのだ!ピアノの練習にしても同じ。毎日指を動かす練習をしていると、頭で考えるより先に指が演奏を覚えてしまう。
生徒達に私の中国語発音練習方法について話してみた。私も流暢に話せるようになるため、まずネイティブに録音してもらい、それを繰り返し聞いて、自分も正確に発音できるようになるまで1つの文章を繰り返し、2,30回練習していた。ずーっと声に出していると、舌やアゴがダルくなってくるのを感じる。それが「筋肉の訓練」なんだと思う。そうなるともう声までガラガラしてくるのだが…(汗) そうやって覚えた文章は忘れないし、言い馴れない言い回しも次々こなしていく事ができる。
…ちなみに私も前回帰国時に知り合いに、「なんか中国人っぽくなったねぇ」と言われてしまった…うーん何が?顔ですか雰囲気ですかしゃべり方ですか?!気になって眠れなーいっ!
そんな話をすると生徒達は「おおーっ 先生はそんなに頑張っているんですか」と歓声。私だってそうやって頑張ってなんとかしゃべれてるんだから、日本語本業の若いみんなならなおさら大丈夫さ!と激励。できる子はできるんだけど、できない子は日本語は敬語や変化が難しすぎる~と苦手意識を持ってしまってるので、クラス底辺のやる気と興味とレベルの引き上げを日々模索中。たまにはこういう教師自身の体験談、というのもいいモンです。
ちなみに私の使っているMP3録音機は、i-river(アイリバー)、韓国メーカーの製品で、音質もとってもクリア。ちなみに購入当時のこだわりは、本体についてるUSB。取り出してすぐにシャキーンッとパソコンに挿せるのだ!操作もしやすぐオススメの商品。
シャキーンッ
…はぁ。文章をこうして書いてて感じるのは、最近日本語を滅多に使わないから日本語表現能力の低下が著しい(涙)
日本語の授業で使ってるんじゃないかって?あれは超カンタンな「授業用ニホンゴ」なのです。
ブログの日本語の表現力の乏しさにガックリきちゃう今日この頃…。ブログ更新はニホンゴ能力の訓練にも効果大!
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